アマゾンに商品を出品する方法
この記事では、アマゾンで商品を出品する方法を解説します。商品を出品する際、業界用語で「相乗り出品」と「新規出品」の2種類がありますが、今回は最も簡単な「相乗り出品」について解説します。
アマゾンに出品する商品の情報
アマゾンに商品を出品をする場合、出品する商品の情報を仕入れの際にメモしておく必要があります。商品を見てしまえば、わかるのですが、1個1個商品を見ていくのは非効率ですので、下記のいずれかの情報を仕入れの際にメモしておくといいでしょう。
例えば「SONY サラウンドスピーカー」を販売するとします。この「SONY サラウンドスピーカー」には、様々な情報があります。
1.商品名
⇒ 商品の名前です。
2.商品型番
⇒ 商品の型番です。
3.JANコード
⇒ 商品のバーコードに書いてある13ケタの数字です。
4.ASINコード
⇒ Amazon専用のバーコードです。
カタログ検索で出品する
アマゾンの相乗り出品で、出品する方法は2種類あり「カタログ検索から出品」する場合と「商品ページから出品」する場合があります。この章では、カタログ検索で出品する方法を解説します。
セラーセントラルにログインする
アマゾンのセラーセントラルにログインして、セラーセントラルの「在庫」タブの「商品登録」をクリックします。
先ほどの4点のいずれかを入力し、商品を検索します。
基本的には「ASINコード」か「JANコード」か「型番」をおすすめします。メモから、コピーして貼り付けましょう。
このように1つの商品だけが出てきて、その商品に問題なければ、そのまま「出品」をクリックして次に進みます。
・商品がいくつか出てしまう
ただし、下記の様に、何点か商品が出てきてしまった場合は、しっかりと自分の目で見て、間違わないように出品しましょう。
・メディア系商品が表示されない
CD、DVDなどの商品に多く見られますが、通常版、初回限定盤、初回プレス盤、など同じJANコードで複数の種類の商品がヒットする場合があります。その場合も、今一度、自分の目でしっかりと確認し、間違わないように出品しましょう。また、JANコードを入力しても、商品がヒットしない場合は、ASINコード、型番、商品名など、他の情報を入力すれば、商品は出てきます。
アマゾンの商品ページから出品する
こちらは、とても簡単で、仕入れの際にURLをメモしていた場合、その画面から赤枠の「マーケットプレイスに出品する」というボタンを押せばOKです。
出品ボタンを押した後
「カタログ検索で出品」もしくは「商品ページから出品」で出品ボタンを押した後、どちらも商品情報入力画面が表示されます。
・出品者SKU
この出品者SKUとは、こちらで自由に設定できる商品識別記号です。設定しなくても(未記入)問題ないのですが、商品が多くなってきた時に、慌てないように、最初からある設定のクセをつけておきましょう。
2015年5月21日に出品開始、ヤマダ電機新宿店で2800円で購入
↓↓↓
150521yama-sin2800
2015年12月2日に出品開始、タオバオ400円で購入
↓↓↓
151202tao400
特に指定はありませんが、このように書いておくと、後々とても助かります。是非、商品が少ないうちから、癖つけておいてください。もう一度言いますが、面倒であれば、入力しなくても構いません。
・コンディション
新品
再生品
中古(ほぼ新品)
中古(非常に良い)
中古(良い)
中古(可)
この5種類がありますので、適切なコンディションを選んでください。また、下記に基準を乗せておきます。ほとんどの場合、新品でしょうから「新品」を選びましょう。中古の場合は、しっかりと状態を選びましょう。
・コンディション説明
ここに、コンディション説明を詳細に行えます。新品の場合と中古の場合で重要度が変わりますので、解説します。
FBAを利用した通常の新品の場合
基本的には、全て同じ文章で大丈夫です。あらかじめ定型文を作っておいて、それをコピーして貼り付けて使いましょう。
***ここから***
日本全国送料無料!お急ぎ便対応!年中無休でAmazonが発送致します。コンビニでの受け取りも可能。ご決済は、コンビニ、ATM、ネットバンキング、電子マネー払い、代引きが利用できます。
***ここまで***
代引き設定をした場合、受取人が受け取り拒否した際の、送料等の負担は出品側の負担となってしまいます。
そのため、いたずら防止をするためには、代引き設定をあえてしないということも必要となります。
上記の文章を参考に、その他の出品形態であれば、臨機応変に対応してください。ポイントとしては、下記に注意してください。
代引き設定のデメリットとは?
「代引き架空注文」の被害にあう可能性があるということです。
代引きとは:注文した商品を決済前に発送して、商品と交換に料金を支払う決済システムで、支払いは運送業者へ、荷物を運んだ時に行われるというものです。
・クレジットカードを持っていない購入者
・振込等の手間を省きたい購入者
などの購入者の方が利用しますが、この代引きを悪用する人が出てきています。
代引き購入した、受領拒否されてしまうことがあるようです。
このような代引き各注文は、出品者にとってデメリットでしかありません。
Amazonの設定より、代引きでの購入をできないようにできます。
被害にある前に設定をして回避していきましょう。
1.商品の状態を説明しなくてもいいですか?
新品の場合は「箱にキズがある」「箱に汚れがある」
中古の場合は「付属品が欠品している」「使用感がない」
2.特筆してアピールすることはないですか?
初回限定盤です!おまけがついています!綺麗にクリーニングを行いました!プレゼント用包装をしました!
3.FBAでない場合はできることを書きましょう。
クレジットカード、銀行振込に対応しています。
4.保証書に印はありませんか?
メーカー保証は〇〇年◯月◯日までです。
難しく考えず、ありのままに書いておけば大丈夫です。
※メーカーにより提携店販売店の物しか保証しないなど状況が変わっています。
・価格設定
1.FBA出品者が既にいて、自分もFBA出品の場合
FBAで出品する場合は、FBA出品者の最安値と同じ値段に設定します。
2.FBA出品者がいない状態で、自分がFBA出品する場合
他の出品者に合してもいいですし、3%程値段を高くしても売れますので、その範囲内で、値段を設定しましょう。
3.FBA出品者がその他の出品者と比べて極端に高額な場合
モノレートなどを見て、いくらで売れるのかを確かめて、適正な価格に設定しましょう。
4.自社発送の場合
全体の最安値に合わせましょう。
5.Amazon本体がいる場合
こう言った場合は少し、面倒です。なぜかというと、Amazonがいる場合、値段をこちらが大きく下げないと、Amazonばかり売れるからです。おまけに、値段を下げたら、ある程度まで、Amazonも自動的に同じ値段に下げて追ってきます。
一番いいのは、Amazonが売っている商品は扱わないか、相当安く仕入れられる場合のみ仕入れるがオススメです。ただし、商品を仕入れた後に出現する場合があります。そんな時は、Amazonの在庫が切れるのを待つか、Amazonよりも値段を下げていって、追いかけてこなくなるまで、値段を下げましょう。キングボンビーみたいなものだと思ってください。
6.定価より高く売る場合(プレ化、プレミア価格)
定価より2500円以上高くしてしまうと、ショッピングカートが取れない状態になります。ただ、自分以外の出品者も高くしているのであれば、どっちにしろその値段でしか買えないので、お客様は買っていきます。
・ギフトオプション
FBAの場合は設定しましょう。お客様がギフト梱包をして欲しいと言えば、Amazonが勝手にやってくれますので、用途が増え、売上が上がります。チェックするだけなので、しておきましょう。
ただし、自社発送の場合は自分でしなければいけないので、気をつけてください。
・支払の方法オプション
クレジットカードや、銀行振込の他に、代金引換、コンビニ支払いなどの支払い方法で購入することが可能になります。こちらも、FBAであれば、単純に売上が上がるだけなので、設定しましょう。
ただし、自社発送の場合、代金引換、コンビニ支払いを自分で用意しないといけませんので気をつけてください。
・出荷方法
出荷方法は基本的に「自己発送」を選んでください。FBA納品する場合でも、自己発送を選んでから、あとで一気にFBAの設定をすれば効率的です。FBAを選んでしまった場合、1個1個FBA設定をしなければならず、非効率です。出荷方法は基本的に「自己発送」を選んでください。
全て完了すると、「保存して終了」ボタンが押せるようになりますので、押すと、出品完了です。
↓↓↓
以上、アマゾンに商品を出品する方法でした。
ご覧いただき、ありがとうございました。
Amazon出品商品のすり替え対策方法
Amazonで販売していると、FBAに出品した商品が、返品されることがあると思います。
運が悪いと、商品をすり替えて返品されてしまい。損をすることにもなります。
プレーステーションなど、中古のコンディションで販売するとき、防止策として、
・シリアルナンバーを記載しておく(写真掲載)
・証拠の写真を残しておく
・商品コンディションのところへ、すり替え対策として、シリアルナンバー等の記載をしているという記述をする
上記のような対策をしておくことで、未然に防ぐことができる場合もあります。
世の中には、最初からすり替え目的で購入されるという方もいるので、販売者側としても、こうした対策を練っておくことが必要です。
「悪質な抜き取り」と感じた際には、注文番号から、購入者と、発送先の確認をしてみます。すると、転送業者を利用していたり、
発送先と住所が別の場所のことが多いです。新品購入で中古の商品とすり替えて返品という手口と感じたら、Amazonに連絡を入れます。
Amazonからは、客観的に見ても明らかにすり替えと分かるような資料の提出を求められます。
・配送⽤ラベルの画像
・配送伝票の画像
・商品ラベルの画像
・出品者様に返送された荷物のお問い合わせ番号
・すり替えという具体的な説明(どのような点からすり替えと判断できるのか)
すり替え対策
・ 写真などの証拠(シリアル番号の写真など)
・ 外箱などに明らかに他の商品とは違うマークなどで対策
・ 商品説明すり替え対策のため何かしら行っている旨の記載
・ 出品する商品の領収書や請求書等の書類の保管
・ 個⼈発送にする
商品説明文でけん制
商品説明文に下記のような文言入れておくことで、対策ができます。
「納品前のシリアル番号や写真を控えているので、
すり替え等の詐欺が行われた場合は即刻警察に連絡する」
すり替えされた場合
FBAを利用しており、商品がAmazonより、異なる商品が返品されているという連絡が来る場合もありますが、連絡もなく、返送して手元に戻ってきたら全く違う商品だったということもあります。
そのような場合の対処方法について書いていきます。
①セラーセントラルサポートへ連絡
②amazonより定型文で返信
③メールに記載されている情報を用意する
・出品者様に返送された実際の商品画像
・商品ラベル(混合在庫の場合はバーコード)の画像
・返品ラベル(LPNから始まるラベル)の画像
・相違のご説明(何がどう違うのか)
・ご納品時の商品が登録情報に相違ないことを示す客観的な資料(仕入れ時の書類、シリアル番号等)
④セラーセントラルサポートへ連絡
⑤セラーセントラルより再度連絡がくる(すり替えが認められると、Amazonより補填される)
事前にやっておくべきおこと
①購入時のレシートを保管
②返送された商品を現状保管(写真撮影しておく)
③商品のシリアル番号は控えておく(写真に撮っておく)
。
FBA納品配送サービスCC便で節約
運送業者全体的に運賃値上げによりFBAへの送料も上がり、困っている人も多いのではないでしょうか。
CC便というFBAへの配送サービス会社がありますが、ここを利用すると、安く送ることが可能です。
もちろん、特約を結んでいる人であれば、そちらの方がお安い場合もあると思いますが、個人で、安く契約が結べていない人にとっては
良いサービスなのではないかと思います。
950円~1580円にCC便も値上がりしていますが、それでも、他社の正規運賃に比べると安いです。
FBAマルチチャネルサービスとは
Amazon倉庫にある商品をAmazonの配送システムを使って指定の場所に届けるサービス
在庫保管⼿数料+配送代⾏⼿数料
Amazon「クーポンプログラム」
メリット:商品購入の動機につながる
クーポン設定:割引率、割引金額を1商品から設定可能
※一部の人気の高いクーポンは、amazonクーポン 専用のページで表示され、露出が増える
セット売りでライバルに勝つ方法
セット売りには2つ方法があります。
①同一商品の複数セット販売
②異なる商品をセットにして販売する方法
キーボード+マウス
売れている商品単一だとライバルがたくさんいるので、利益が出ないことが多いですが、
こうした工夫をすることによって差別化することが可能となります。
Amazonマルチチャンネルを使った他のショッピングサイトへの販売
ヤフーショップ
・ヤフーショッピングは無料で出店可能
・「誰でも、無料で、簡単にネットショップを開ける」
アマゾンで販売している商品をFBAマルチチャネルサービスの無地段ボールを使って販売すれば、
通常のAmazonロゴの入った段ボールではないので、Amazonから届いたというクレームを防ぐことも可能となります。
商標権のある商品ページに出品しないために見極めるポイント
利益が取れるからといって安易にAmazonで相乗り出品してしまうと、取り返しのつかないことになる場合がありますので、注意が必要です。
商標権の侵害
文字や記号、図などのマークを商標権の出願することで、法的に守られているものです。
他の人が相乗り等した場合、商標権侵害の申し立てにより排除することが可能となります。
警告を無視して販売を継続した場合
懲役 10 年以下、罰金 1,000 万円以下、法人の場合なら罰金 3 億円以下の刑事罰が科せら
れる場合があります
Amazonでの見極めポイント
①ブランド名と出品者名が類似
商品のブランド名と出品者の名前を確認します。
ブランド名と店舗名が同じもしくは似ているということがよくあるので、似ている場合は、出品を避けましょう。
②出品商品を確認する
出品している他の商品を確認しましょう。メーカーが販売している場合は、同一メーカーの商品を販売していることが多いです。
③モノレートの出品者数の推移で確認
モノレートを見ていると、出品者がずっと1で2になってもすぐ1になっているというような場合があります。
その場合は、商標権侵害などで排除されたと読み取ることができます。
商標権侵害申告のある商品
アイコスもAmazonのアカウントスペシャリストから商標権侵害の連絡が入っているようです。
Amazonでは、2018年に入ってからも、つぎつぎ販売できなくなった商品が出てきています。
アカウント停止にもつながるので、素直に販売を停止しましょう。
■警告が来やすいメーカーとは?
・ベンチャー系企業
・コンプレックス商品(バストアップ・筋肉増大)
このような系統の商品を取り扱っているメーカーから警告が来やすい傾向にあります。
最初からこのようなところは避けるようにしていきましょう。
コメントQ&A
匿名 より:
2015年6月26日 5:28 AM (編集)
楽天のサイズとか色とか選ぶ部分ですが
本当に欠品しているのも有るでしょうけど
本当に全て在庫が有ったんでは無いと
思われ・・・
他でも応用して良いものであれば
仕入た物以上のバリエーションが
出品可能(かな?)
例 A B C D とバリエーションが有る商品で
A=メーカー取り寄せ オーダー後 7~10日
B=在庫有り 即日出荷
C=在庫有り 即日出荷
D=メーカー取り寄せ オーダー後 7~10日
大好評につき・・(何て^^)
出品先による部分も有るでしょうけど
今、思いついただけなので
マズいよ それ!! と言う
お考えがあれば 御指導ください。
返信
創業のススメ より:
2015年6月26日 5:29 AM (編集)
単純に中国側の在庫切れ、もしくは、在庫管理のミスだと思います^^
返信
匿名 より:
2015年6月26日 7:14 AM (編集)
【重要】商標権についてAmazonの規約変更
のメールについての質問です。
↓この2の“自社の商品に似た商品ページ”というのが良く分からないのですが
教えていただけますでしょうか。
2.自社の商品に似た商品ページ全てに「出品者在庫」として出品して下さい。
また、売れた場合はマルチチャンネル発送で送るようにして下さい。
返信
匿名 より:
2015年6月26日 7:14 AM (編集)
僕は他社の出品ページにもどんどん出品しましょう!
と理解しました。
商標権取得中とかって嘘ついて出品してる人もいるようなので、
そういうのは無視していいわけですし、
それより今ある在庫品を早めにさばいてしまって、次のOEM化?に対応できるようにしたほうがいいのかと。
返信